クラゲドーナツ

クラゲドーナツは虚無の味

開拓

 さて今日は何を書こう。日常は劇的ではないので切り取って面白いと感じるようなものがない。
 今日は成人の日らしい。
 成人式に行ったことがあるだろうか。僕はない。人生で一回ぐらい行っておくべきという人がいるが、一番絶好の機会を逃してしまい年々遠ざかっている。別に斜に構えて出なかったのではなく単純に時期が悪かっただけなのだが、無理にでも出たほうがよかったのかもしれない。成人式に出なかっただけでもう一生見ることがない人達がいると思うともったいないことをしたと感じている。
 ところで成人式とは成人になった式のことだが、成人とはなんだろうか。来年度には引き下げられるらしい。ますます成人というものがわからない。20を超えて変わったことはお酒を飲むことぐらいで、精神面で大きな変化があったとは思えない。身体年齢だけは以前書いた時から一歳老けた。本当は何かしら変化があったはず。自分では気がつかないものが緩やかな変化の中に存在しているとは思う。しかしそれが成人のものかどうかは疑問だ。
 ここまで書いてあまりにありきたりな悩みで面白くないと感じてしまった。誰もが何度も繰り返し歩いた道を自分も歩いている。少しくらい新しい道を開拓していきたい。
 今日の内容の新しい道とはなんだろう。そもそも成人について考えることがかなり開拓された内容のように思う。もはや街。
 自分にとって成人とは何かということに答えを出すことが開拓?しかしその答えも既にあるものに陥りやすい。開拓になるとはいえない。例えば自立することが成人だとして、そんな答えは既に多くの人間が言っている。今さら声を大にして言うことでもない。
 また開拓するにはこれまでどれぐらい開拓されているのか知らなければいけない。自分が思いついたと思っていることでも既に誰かに言われているのが世の常。しかしその過去を漁るというのも大変難しい。
 これをちゃんと掘り下げようと思うなら心理学に手を伸ばすといいのかもしれませんね。今日はそこまではしない。心理学は一度つま先が触れたぐらいでもう何も覚えていないので、ちゃんと勉強したいかもしれないな。
 色々開拓していきたい。人生だし。