シャニマスのシナリオ「ランディングポイント」の福丸小糸のものを読んだ。
これでノクチルのランディングポイントを全て読んだことになる。といってもそれほど深く読み込めてはいないのでまだまだ余地のある感想になる。
とりあえず福丸小糸の「ランディングポイント」の感想をおおよそまとめておく。
まだほとんどの「ランディングポイント」をやっていないので違うのかもしれないが、この「ランディングポイント」というシナリオはこれまで生きてきたものとは違う視点を獲得していく話なんだと思う。
それが劇的であれささいな変化であれ個人の中で変化が生じて、その変化を持ってユニットが集まるという構成になっているんだと思う。
たしか制作プロデューサーの高山祐介さんが4年目のテーマは「重なり」と言っていたし、ソロでの活動を経てユニットがどうなっていくかという面は描かれているのではないだろうか。
福丸小糸の新たに得た視点はすごく根源的なものというか、福丸小糸のあらゆる動機に注目するものだった。
家族との関わり方を通して福丸小糸の人格形成の部分を自ら省みることで最終的に福丸小糸がどうなりたいのかの答えを導き出す。これまでの答えの正確な意味を見出す。
この変化はめちゃくちゃ大きいものだと思う
これまで福丸小糸って他人のために動いているというか、外からの期待に答えることを自分の目標にしていて、自分の希望も他人に委ねているような印象があった。
だから〜すべきというような考えになるし設定目標がめちゃくちゃ高いものになっているんじゃないかと思う。
それが今回で「自分が」褒められたいという面を見出したことで大きく変わってくるんじゃないだろうか。
目標が高いこととか〜すべきっていう考えは変わらないかもしれないけれど、その動機付けが自分からスタートするとプレッシャーとかがいくらか軽くなる。
自分がどういうことで褒められたいのかなど努力の方向性もわかりやすくなる。
そういう小さいけれど大きく動いていく根本が変わったんだと思う。
福丸小糸にとってはこれがスタートラインなんじゃないだろうか。
今までちゃんと伝えてこなかった家族にアイドルとしての姿をちゃんと見せたことで、ここから福丸小糸は始まるように思う。
これでノクチル全員の感想を一通り書いたことになるが、ノクチル全員の歩みはかなりバラバラなんだということが改めて認識させられた。
このバラバラな歩みが混じり合うとどうなるのか、重なりあうとどうなるのか。また次のシナリオが楽しみになる。
それにしても本当に一通りという程度の感想なのでWING、ファン感謝祭、GRADにイベントコミュと、もう一度読み直してみればまたそれぞれ発見があるかもしれない。
そういう読み返しにまた新しい意味が付与されていくのも面白いと思う。