クラゲドーナツ

クラゲドーナツは虚無の味

カミシモとお耳に

 ドラマ「あいつが上手で下手が僕で」の第1話を見た。「島流し」された芸人の話。
 ヨーロッパ企画と舞台刀剣乱舞で見た俳優がやってるドラマということで興味を持った。
 中心の舞台になる「湘南劇場」の中では全編長回しで話が進んで面白い。
 ヨーロッパ企画長回しといえば映画「ドロステのはてで僕ら」がめちゃくちゃおもしろかった。
 ヨーロッパ企画の舞台ほとんど見てないのでなんもいえないけど、ドタバタコメディの雰囲気がしていて、今回もわくわくしている。
 1話30分でめちゃくちゃ見やすく、huluとTVerで配信されているのでぜひ見てほしい。
 今の時代ほんとにありがたい。この前「コントがはじまる」もhuluで見た。後追いがしやすくていい。
 昨日も書いたけど流行に乗るのが苦手だ。別に斜に構えてて流行ものが苦手という意味ではなく、流行り物を追うことは体力がいると感じていて、僕にはその体力がなくて途中で離脱したりそもそもスタートを切れないことが多い。
 あとから細々と見ていく人間。
 そんな人間が「カミシモ」で久しぶりに第1話の始まり1週間以内に見ることができたので、後追いしやすいからこそなんとかこの波を掴んで楽しみたいと思っている。
 
 あとドラマもう一つ「お耳に合いましたら」第1話も見た。これは7月にやっていたドラマで、チェーン店のご飯大好きな人がその大好きなご飯でポッドキャスト始める話。アマプラで配信されている。
 「好きなものをいつまでも好きでいるために」始めたっていうセリフがめちゃくちゃ良かった。
 まだ日記を書いて1週間だけど自分の考えが明確に形として残るとより鮮明になって気持ちがいい。まだまだ言いたいことを形にできてはいない(これがたぶんスティーブン・キングの言葉を借りていうと「化石を掘り出せていない」状態)だけれども、言いたいことの片鱗がつかめるようになってきてはいる気がする。
 そういう気持ちを形にする良さを見せつけられたことが感動した。
 実際にあるチェーン店のご飯をめちゃくちゃ美味しそうに紹介するシーンもあって、伊藤万理華さんが歌って踊るエンディング、つまり僕にとっては「チカっとチカ千花」の遠い親戚が見られる。これもまた続きが気になるドラマだった。
 兄とポッドキャスト「はぐれラジオ純情派」をやっているので親近感もあった。聞いてね。