クラゲドーナツ

クラゲドーナツは虚無の味

肉そぼろ

 二色丼を作るために肉そぼろを作った。味が少し濃くなってしまった。
 砂糖、醤油、みりん、酒を適当に投入して味見をしていたが、最後の最後迷ったはてに足した醤油が余分だったらしい。
 料理中とそれが完成してしばらく経った後で若干変わるということを考慮できなかった。料理は難しい。多少濃い味でも食べられないものではないので許されたい。
 料理を専門に生きている人は毎日こんなことを繰り返して失敗しないようになると思うと尊敬する。
 自分の感覚器官をあまり信用できていないのでその分余計にそう思う。自分でも経験を積めばそこまで味覚が発達するのだろうか。今さら変わらないような気もする。
 別に美味しんぼになりたいわけではないけれど、そういえばあんまり細かく味のことを考えて食事をしていないように思う。美味しいかどうかぐらいでそれがどういう味なのか具体的には考えていないかも。
 せっかく毎日する食事なのだからたまには真剣に考えてみてもいいかもしれない。
 あと調味料の味もそんなにはっきりと知らない。どうしてみりんを入れると良いのか知らないまま使っている。
 そいうところにも目を向けると面白いかもしれない。
 とりあえず明日は余った肉そぼろを卵焼きに入れようと思う。