まだ見ない星を目指して跳躍すホップステップ月へ銀河へ
放課後は西日が作る鍵盤を鳴らして歩く 運命だった
うさぎにもさよならと言う優しさを持つ君でさえ黙ったままで
暗闇に右手差し出し「踊ろうよ」照明もない独り霧雨
宇宙さえ広がり続けて離れるし君が私を迎えに来てよ
自転車を漕いだ時間が音になり耳を千切ろうと来る妖怪
流れ星燃えず地上に降りたとて僕は願いを叶えはしない
コーヒーを飲み干すまでの間さえ仮面をつけて罪を償う
原付で去る君を目で追いかけた遠ざかるエンジンと「また明日」
堕ちたとて天使は天使羽があり眠る貴方は春を迎える
前髪が風に吹かれてやり直す無限ループの青いえすえふ
ドライヤー中なら何を言ったとて聞こえないから「終わりにしよう」
カミサマも誰かを好きになり歌う嫌いな誰かを呪うように
落ちている手袋を踏んでしまった私を見てる信号黄色