クラゲドーナツ

クラゲドーナツは虚無の味

検索方法

 食事処を探す機会が生まれてしまったのだが、かれこれほとんど外食をしていないし、もともとあまり人と食べる機会も少ない人間なのでどういう場所が良いのかわからない。
 こういう情報の集め方がずっとわからない。
 人々はこのネット社会の濁流の中どのようにして食べたいご飯を選んでいるのだろうか。未だに雑誌などが実は強いということだったりするのだろうか。
 せっかく生きているので美味しい食事処の1つや2つ知っておきたいのだけれど、ネットで適当に検索すると居酒屋か創作料理に飲み込まれてしまう。
 なかなか検索するのは難しい。
 食事に限らず自分が知らない分野は当然やまほどあり、そういうものの最初の取っ掛かりになる信頼できる情報源を見つけることは難しい。
 書籍が出るような分野ならばなんとか複数の本を読み進めていく中で全体像がぼんやり見えていくという一般的なやり方が通用する。
 しかし食事のような娯楽や投資のような実践的なものは玉石混淆で、外形を理解するまでに誤った理解をする可能性がある。こういう場合にどう対処すれば良いのかという理解がまだまだ足りない。
 また逆に無数に本があるというのも難しい。科学系の本に興味を持てどあまりに専門的なものは最初に手を出してしまえば挫折してしまう。
 ちょうど科学雑誌ニュートン9月号で名著特集が組まれていたので購入したが、こういう指針があれば暗中模索で息絶えるということも減ってくるだろう。そう多くもないのが残念だが
 話が本にだいぶ寄ってきてしまった。
 美味しいご飯を食べるには雑誌を開くのが一番なのか?
 これほどインターネットが発達しているのに?
 何かを見落としている気がするけれど今日は何も思いつかない。
 美味しいもの食べたいという欲望だけが残る。